7.ダイエットしても痩せない理由
最近、肥満要因には肥満遺伝子によるもの、生活習慣によるものもあり、ダイエットしても個人差がでることがわかってきました。主要肥満遺伝子3種の特定と機能解明することにより、体質にあった効果的なダイエットをすることができるのです。
8.肥満遺伝子ってどんなもの??
■β3―アドレナリン受容体遺伝子
β3−アドレナリン受容体は褐色脂肪組織と白色脂肪組織にだけ存在します。人でこの受容体が機能不全になると、肥満の一因となる遺伝子異変が報告されています。この変異遺伝子タイプを持つ人は、内臓脂肪型の肥満になりやすく、基礎代謝量が標準タイプの人に比べて1日当たり200kcal近く低下します。(代謝が200kcal鈍って太りやすい)日本人では、34%の人が持っているといわれています。つまり日本人の3人に一人は他の人に比べて太りやすく、痩せにくいということです。
■UCP1
UCP1は、交感神経が興奮した時に褐色脂肪組織における熱産生の中心的役割を果たしています。この変異遺伝子タイプを持つ人は肥満になりやすく、基礎代謝量が標準タイプの人に比べて1日当たり100kcal近く低下します。(太りやすい)
■β2―アドレナリン受容体遺伝子
この変異遺伝子タイプを持つ人は、痩せやすく、基礎代謝量が標準タイプの人にくらべて1日当たり200kcal近く上昇します。(痩せやすい)
例えば、β3アドレナリン受容体遺伝子とβ2アドレナリン受容体遺伝子の変異型を併せもつ人では両方の効果が相殺され(±0kcal)、β3アドレナリン受容体遺伝子とUCP1を併せもつ人では加算されるということになります(+300kcal)。 |