ドクターズルーム

8月6日
ロボスキンアナライザーを導入して No2
〜スキンケアは洗顔に始まり洗顔に終わる〜
皮膚の表面には毛穴や汗腺が開いていて、皮脂や汗を分泌しています。そこにホコリがついたり,メイクをすれば化粧品の油分も付着します。こうした汚れを放置していると空気に触れて酸化され老化の原因になります。また、皮脂が毛穴に詰まればニキビなどの炎症をおこします。疲れてメイクをしたまま眠ってしまったり、いい加減な洗顔で汚れを落としきらないと肌のトラブルを引き起こすのはみなさんご存知の通りです。
 ところが、初めて診察にこられる方で目立つのは、洗顔し過ぎで水分量、皮脂量の少ない患者さんです。とくにまじめにお手入れをされて、クレンジングしてマッサージしてダブル洗顔してたくさん美容液やクリームも塗って「私は超乾燥肌です」というケースが非常に多いのです。日本人の「洗顔信仰」というか、「洗えば洗うほどきれいになる」と思って間違った洗顔方法で老化を早めているようです。
 顔でも額や鼻では頬の約2倍皮脂が分泌されます。皮脂の量は男性では幼少期から20歳代にむけて増加しその後もたくさん分泌されるのに対し,女性では10歳代でピークに達した後は歳とともに減少していきます。とにかくさっぱりしないと洗った気がしないとおっしゃる方は、自分の年齢に適したよりも脂性肌用の脱脂力の強い洗顔剤で洗い続けて、自分で乾燥肌にしてしっまたりしています。また、スクラブ洗顔剤やピーリング洗顔剤といったものを毎日使用されている方は、かえって肌状態が良くないことがロボスキンアナライザーの検査でよくわかりました。
 洗顔剤は肌に負担をかけず汚れをしっかり落とすものを、普通肌,脂性肌、乾燥肌、混合肌など肌タイプ別にわけて、しかも季節、環境、状態などにあわせてアレンジしなければばりません。
 極端に言えば、皮脂量が少ない乾燥肌の方は、夜きちんと洗顔したら,朝は額や小鼻のわきなどべたつきやすい部分を中心にぬるま湯で洗顔するだけでも大丈夫です。私はそのあと非常に濃度の薄いフルーツ酸で角質ケアを行い汚れを落とす方法を良くすすめています。
 また、反対にニキビ肌、脂性肌の方には、ミネラルオイルをベースにティートゥリーオイル、フルーツ酸を配合したプレクレンザーと、皮脂を吸着するカオリンという粘土質のクレイテックマスクをあわせて使用し、皮脂毛穴に詰まった皮脂や汚れを溶かしてやさしく取り除く方法をすすめています。ニキビや脂性肌にとても有効です。
 本当に、スキンケアは洗顔に始まり洗顔に終わるといった感じです。ご自分の肌にあった洗顔剤をさがして、とにかく優しく洗い、すすぎは完全にしてくださいね。
 
このページの先頭に戻る