2.皮膚の構造
簡単に肌の構造を説明していきます。
皮膚は二つの層によって構成されています。つまり表面に近い表皮とその下の真皮です。さらにもっとも皮膚の上層に皮脂膜と角質層があります。最近スキンバリアという考え方が注目されているように、皮脂膜と角質層はバリアとして大切な働きをします。すなわち水分の蒸発も防ぎ、アレルゲンや細菌ウイルスの侵入を防ぎます。(ドライスキン、アトピックスキン、化粧かぶれなどの部分はこのバリア層が破壊されています。)
表皮は一番下の層の細胞ケラチノサイトが分裂成長し、上の方へ移動していきます。子供では正常なターンオーバーで4週間で上までいきますが、年とともにこれがおそくなります。最上層に板状の角質細胞が積み重なっていますが、この細胞はすでに死んだ細胞で、やがて表層から少しずつはがれ落ちていきます。脱落するまでは、皮脂や汗とともに膜を作り、体を守る重要なスキンバリアとしての働きをします。
表皮の細胞は遺伝子(DNA)を含む核を持っていますが、この核を傘のようにおおって紫外線から保護するのがメラニンです。メラニンははじめは無色ですが、ケラチノサイトへ運ばれるとき、紫外線にさらされ酸化されはじめて色が付きます。(くわしくはシミのページで⇒)メラニンをつくるのがメラノサイトです。
真皮は柱のように表皮を支えるコラーゲンとコラーゲンを支えるエラスチンが存在します。このコラーゲンとエラスチンが皮膚の張りを作っています。コラーゲンやエラスチンをつくるのが線維芽細胞です。 |