ascのシミ治療(治療方法とシミの種類)1/2ページ

シミとは、皮膚の上に、褐色や茶色の色が付いた状態をいいますが、たくさんの種類があります。女性に多いのは、女性ホルモンとの関係が疑われている頬の上に左右対称にぼんやりと出てくる「肝斑」、小さい頃から出てくるソバカス「雀卵斑」、境界はっきりと出てくる「老人性色素斑」、20歳過ぎてから顔の両側に目の周りに生じる灰色がかった淡青褐色のアザ「両側性遅発性太田母斑」などで、これらは、よく入り混じって出てきて、全体にくすんだ感じになってきます。

ascのシミ治療法

現在、シミの治療法は本当に大変なスピードで進歩しています。

メディカルエステ



ホームケア
・ビタミンA・Cによるスキンケア
・乳酸・サリチル酸・グリコール酸(AHA)による美白
・紫外線防止剤と抗酸化ビタミンによって紫外線の害を肌の外と内からダブルブロック(抗酸化ビタミンは紫外線によって発生した活性酸素を除去するので)
トラネキサム酸(トランサミン)という、メラニン産生抑制の薬やビタミンCの内服
・ビタミンAの塗り薬(トレチノイン、レチノイン酸)・ハイドロキノン(メラニン合成 酵素阻害剤)治療


 これらの治療は、しみの原因種類によって、それぞれ選ばなければなりません。まずは、受診して、治療方針を決めていく必要があります。医師の注意事項をまもり、きちんと治療すれば、シミは必ず薄くすることはできます。がんばって無理のない治療計画を立てて、根気よく治療していきましょう。

 

シミの種類

a.老人性色素斑


頬やこめかみにできる境界のはっきりとした大小の薄茶色のシミ。老人でなくても早い人は20代でもできることもあります。原因は年齢でなく紫外線です(いわゆる光老化)一部盛り上がって脂漏性角化症へ変わるものもあります。まずはQスイッチルビーレーザーが一番早くすっきりとれます。またビタミンAの塗り薬イオントフォレーレス&ソノフォレーシスフォトフェイシャルケミカルピーリングも有効です。

 

b.脂漏性角化症
 

老人性疣贅ともいう。老人性色素斑がもりあがってできることも多い。扁平隆起性または疣状の褐色〜黒色のさまざまなシミ。加齢とともに増加し、まれに悪性化することがあります。炭酸ガスレーザーなどが有効です。


c.肝斑

 おもに30〜40歳代女性にできる、左右対称に目の下の頬、眉の上(額)、鼻の下などの口の周りに、ぼんやりとあるいはべったりとでてくる薄茶色のシミです。目の上と下は出ないので、典型的な例では両目を中心にして丸く抜けます。レバーのように見えるので、肝斑という名前がついてますが、肝臓が悪いわけではありません。原因は不明ですが、妊娠、分娩、閉経をきっかけにでてくるので、女性ホルモンとの関係があると言われています。
しかし、紫外線に当たると濃くなるし、ストレスや睡眠不足でも濃くなります。でも、一番多いのは、こすることです。クレンジングや、洗顔、メイクの時のこすりすぎが原因です。最近多いのは、小さなシミが気になって、ローラーや美顔器で、毎日お手入れをしていると1ヶ月くらいであっという間に拡がってびっくりし、クリニックにかけこんでこられる患者さんです。素因(なりやすい体質)と誘因(きっかけ)があって肝斑は出てきます。そのきっかけが、妊娠や分娩閉経、日焼け、ストレス、マッサージ・美顔器・クレンジングシート・メイクの時のこすりすぎというわけです。
スキンケアで、「やりすぎ派」と「やらなすぎ派」にわけると、肝斑は「やりすぎ派」が圧倒的に多いようです。私は、「化粧が残るとシミになる」というのはウソだと患者さんには説明しています。完璧に化粧を落とそうとして、こすりすぎて肝斑のシミを作っている人が多いのです。クレンジングシートも、簡単でよく使う患者さんが何人かおられましたが、確実に濃くなっていきました。そこで、クレンジングシートで化粧を落とすくらいなら、そのまま寝てくださいと言っています。とにかく、触らないほうが、シミはできにくいということなんです。

 さて、治療法です。肝斑はシミなんですが、レーザーをあてると濃くなってしまうので、要注意です(ただしメドライトC6は薄くなります)。大体、私は基礎化粧品で半年〜3年、電気でビタミンを入れていく方法(イオン導入や低周波超音波導入)や塗り薬の集中治療で半年くらいでとれいていくと説明しています。『肝斑レーザー』といわれるメドライトC6による治療をよく行っていますが、最近では2ヶ月くらいできれいに取れます。

さらに「取ったら予防」です。「肝斑は治らない」「肝斑はまたでてくる」とよく言われていますが、「こする」「日焼け」などのマイナスになることをさけて、毎日シンプルでも有効なスキンケアをしていくと、何年間もとれたままの状態をキープできている患者さんがほとんどです。

 

c.雀卵斑
 

いわゆるソバカスです。5〜6歳ころより、米粒大から小豆大の小さな茶色のシミが顔面などに多発します。常染色体優性遺伝がみとめられ、家族内に多発することが多いです。色白の人に多く、赤毛の白人によくみられます。紫外線により悪化し、夏に濃くなり冬に薄くなります。QスイッチルビーレーザーフォトフェイシャルビタミンAの塗り薬で比較的簡単に治療できます。しかし、日本人でソバカスと言われているものの多くは、小型の黒子や老人性色素斑か両側性太田母斑であり、その場合はそれぞれ治療法を考えます。

d.遅発性両側性太田母斑様色素斑
(または、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)ともいいます)

 

目のまわりにできてくる灰色がかった淡青褐色のアザです。中年以降に目の下頬のあたりにできると肝斑とよくまちがわれ、ソバカス様にできると雀卵斑とよくまちがわれます。Qスイッチルビーレーザーが有効です。目の下のクマといわれているものも多くは軽症の太田母斑です。

 

ascでのシミ治療症例

【老人性色素斑の症例】
○30代女性、治療期間:平成20年1月〜平成22年11月、治療内容:Qスイッチルビーレーザー、ビタミンA治療

before   after

 

【肝斑の症例】
〇50代女性、治療期間:平成19年9月〜平成23年1月、治療内容メドライトC6オバジ・ニューダームシステム

before   after

 

【ソバカス・雀卵斑の症例】
〇治療内容:フォトフェイシャル

 

【ADMの症例】
30代 女性 治療期間:平成17年2月〜平成23年1月
治療内容:Qスイッチルビーレーザー

before   after

 

 

【シミ治療と顔全体の若返り】
〇50女性、治療期間:平成21年2月〜平成21年6月、治療内容:オバジ・ニューダームシステムQスイッチルビーレーザー

その他のシミ治療の症例は【asc症例集>>】でご確認ください。

 

メディカルエステ(フォトフェイシャルビタミンA・Cトリートメント、ピーリングなど)は一般エステと異なり確実に効果がでます。そのため顔全体が美白されくすみがとれてくると、シミの輪郭ははっきりとしてよけいに目立つこともあります。また、くすみに埋もれてわからなかった肝斑が、まわりが美白されてからはっきりと浮き出て肝斑の診断がつくことがよくあります。そこから根気よく治療を続けていくと必ずシミも薄くなっていきます。

 

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