| Q:光老化ってなに?
A:どうしようもない老化(自然の老化)は20%しかありません。皮膚の老化は、そのほとんど(約80%)が太陽の光を浴びることによっておこる「光老化」です。これは、予防とある程度の修復が可能です。【赤池・H17.12.17】
Q:紫外線の害って、たまるの?
A:紫外線の皮膚へのダメージは累積します。すぐには目に見える兆候が現れず、ダメージが累積し、年を取るにつれて目立つようになります。光老化はだいたい10代のころから皮膚の内部で進行が始まり、20代で表面に出始め、30代になるとほぼ誰にでも現れます。具体的には皮膚の乾燥化から。透明感がなくなり、細かいシワが現れます。【赤池・H17.12.17】
Q:簡単に皮膚の構造が知りたいです。
A:皮膚は二つの層によって構成されています。つまり表面に近い表皮とその下の真皮です。さらにもっとも皮膚の上層に皮脂膜と角質層があります。もっとも皮膚の上層には皮脂膜と角質層があり、皮脂膜と角質層は皮膚のバリア層として大切な働きをします。サランラップのように体をおおい守っています。すなわち水分の蒸発も防ぎ、アレルゲン(アレルギーの原因)や細菌・ウイルスの侵入を防ぎます。表皮は皮膚の細胞が分裂成長し、上の方へ移動していきます。子供は正常なターンオーバーで4週間で上までいきますが、年とともにこれが遅くなります。真皮は柱のように表皮を支えるコラーゲンとコラーゲンを支えるエラスチンが存在します。このコラーゲンとエラスチンが皮膚のハリを作っています。【赤池・H17.12.17】
Q:紫外線の害の原因、活性酸素ってなに?
A:まず紫外線が皮膚にあたると”フリーラジカル”いわゆる活性酸素が発生します。活性酸素とは、私たちの体を化学工場にたとえると活性酸素は産業廃棄物みたいなものです。活性酸素が皮膚の細胞膜、細胞を破壊して老化を引き起こします。活性酸素による酸化反応で肌がさびるのが老化と考えてくださいね。さらに、紫外線だけでなく、タバコやストレスなどでも活性酸素は発生します。知識を持って活性酸素を除去していきましょう。【赤池・H17.12.17】
Q:抗酸化物質ってなに?
A:活性酸素による酸化反応で肌がさびるのが老化と考えてください。しかし絶望することはありません。過剰な活性酸素はある程度抗酸化剤によって取り除くことができます。最もよく知られている抗酸化物質はビタミンE、C、ベータカロチン、αリポ酸です。オゾン層の問題が深刻な今、若い時から多くの抗酸化剤をとる必要がありますね。お肌のためには口から摂取するより皮膚から吸収する方がよく効きます。さらに強力な抗酸化物質としてフラーレンが発見され、化粧品にも取り入れられています。【赤池・H19.12.9】
Q:一番効果的な紫外線対策は?
A:紫外線対策は、まずサンスクリーンや帽子で「皮膚の外で」紫外線を防ぎます。それでも100%防ぐことは出来ませんから、肌に到達してしまった紫外線の害も防がなくてはなりません。それは「皮膚の内部で」抗酸化ビタミン(ビタミンC、E、βカロチン)で紫外線で発生した活性酸素を除去していくのがベストです。この「皮膚の外と内で」ダブルブロックを考えるのが一番効果的です。【赤池・H17.12.17】
Q:ビタミンは口からとるの?
A:光老化の予防はビタミンAと抗酸化ビタミン(ビタミンC、E、βカロチン)。ところが、赤ちゃんの肌に豊富にあるビタミンA、C、Eも歳とともに紫外線を浴びて損失されます。紫外線をあびて壊れた以上に肌から補ってあげるのがベスト。口からとると生命を維持するのに大切な臓器にいってしまい、肌には数パーセントしか届きません。肌から吸収させるのが効率が良く、到達時間も早いのです。日焼けしたから、ビタミンCを飲んでも肌に届くのは数日後、肌からは数時間で到達します。もちろん、吸収される形になったビタミンCです。【赤池・H17.12.17】
Q:もっとも危険な光老化とは?
A:もっとも光老化でおそろしいのは皮膚の細胞のDNAがダメージを受けて発生する皮膚がんです。すでに南半球の白人においては皮膚がんの発生率が急増しています。この25年間で地球全体のオゾン層は3%減少しています。3%というと大した数値とは思えないでしょうが、オゾン層が1%減少すると皮膚がんの発生率が6%上昇すると予測された報告もあります。日本経済新聞に北海道上空で通常の30%のオゾン層減少が観測されたという記事があり日本でも問題になりつつあります。日本でも母子手帳から日光浴の文字が消え、紫外線情報も流すようになりました。【赤池・H17.12.17】
Q:私、敏感肌なんです。
A:医学的には「敏感肌」という肌タイプはないんです。まあ、敏感肌とはアレルギー反応を起こしやすい体質、つまり普通の人が使っても何でもないものにかぶれる肌ということでしょうか。しかし、最近は「自称・敏感肌」が増えています。自分が敏感肌と思っている人のほとんどは乾燥肌だと考えられます。肌が乾燥すると、角質層の水分を保つ力が弱く、肌の表面をサランラップのようにおおう皮脂膜もうまく作れないため、アレルギーの原因のアレルゲンや刺激性の物質が皮膚から入りやすくなり皮膚のトラブルが生じやすくなります(皮膚のバリアー層が破壊されている)。つまり化粧品や洗顔剤、物理的刺激などちょっとしたことに反応して肌トラブルを起こしやすいということです。「敏感肌」という前にちょっと見直してみてはいかがでしょうか?【赤池・H17.10.11】
Q:鼻の毛穴が広がって黒ずみが気になります。小鼻のまわりも赤くなっています。
A:鼻の毛穴は広がっていて小鼻の周りまで赤くなっているということですね。
そういう症状の方は大変多いです。ASCでは、皮膚診断装置「ロボスキンアナライザー」で毛穴部位を抽出、計測します。毛穴がはっきり赤く写ります。その数で毛穴の改善度を判定します。
毛穴が広がる理由は3つ。ひとつは過剰な皮脂の分泌、2つめは角栓のつまりと黒ずみ、もうひとつは老化です。
1.皮脂を押さえて毛穴を引き締める。→ビタミンAで皮脂の分泌を抑える。
2.老化によるたるみで丸い毛穴が涙形になり広がって見えるのを防ぐ→ビタミンA・Cでコラーゲンやエラスチンを増やす。コラーゲンの生成を促すようなレーザー・光治療器で毛穴を引き締める。(毛穴引き締め効果の強い順にアファームマルチプレックス→STリファーム→STリファーム→ジェントルレーズ)
3.皮脂と古くなった角質細胞が毛穴の中に詰まってできる角栓や、毛穴の皮脂の酸化してできる黒ずみを取る。→クレイ(泥)タイプのパックをする。カオリンという粘土質が皮脂の分泌をコントロールします。また配合されたミネラルオイルが毛穴の黒ずみを溶かしだします。
4.小鼻の周りまで赤みがでているというのは、脂漏性皮膚炎でしょう。皮脂の分泌が多くなって(脂漏)、紫外線やカビなどによって皮脂が脂肪酸に分解され炎症を引き起こし多状態です。ニゾラールという塗り薬を使いこともありますが、だいたいスキンケアで大丈夫です。
以上のように、基礎化粧品をビタミンA・Cやフルーツ酸の機能性化粧品のスキンケアに変えてみてはいかがでしょう。2〜3万円(約3ヶ月分)
【赤池】
Q:目の上下まぶたの内側(両側上下眼瞼)に黄色の扁平な隆起ができました。
気になります。
A:眼瞼黄色腫でしょう。上眼瞼内側部に左右対称によくできます。中年女子に多い。約半数は血中コレステロールの中性脂肪も正常ですが、必ず血液検査をして高脂血症を調べましましょう。動脈硬化のチェックが必要です。
さて、良性のものなので、ほおっておいても問題はありません。しかし、よく目につく場所にできるので、外科的切除、レーザー治療などで切除できます。切除してもまた再発することも多いです。
内服治療もあります。6〜12ヶ月高脂血症の薬の中でも眼瞼黄色によく効く薬を飲んでもらいます。約30〜50%に有効です。当クリニックでは、まず内服治療を行い、経過によっては切除術をすすめています(外科的切除は紹介しています)。【赤池】
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