健康でキレイな肌をつくるには洗顔から。洗顔を「こすらない&洗いすぎない」洗顔に変えるだけで肌が生まれ変わります。

きれいな肌を決定づけるのは、肌の健康状態。これは全ての年齢の方にあてはまります。そこで赤池クリニックでは健康な肌を作る事を提案しています。これにはまず「こすらない、洗いすぎない」ということが重要です。

「化粧が残るとシミになるはウソ」なんですよ。

患者さんを診察していると「しっかりと手入れをしているのに、肌が乾燥する」「ちゃんとスキンケアしてるのに、肌がつっぱる」「皮脂が多くて化粧のりが悪い」…。そんな悩みを抱えた方が本当に多くいらっしゃいます。そんな皆さんの毎日のお手入れ方法をお聞きしていると意外なことが原因でした。それは“スキンケアのしすぎ”です。意外に思われるかもしれませんが、熱心にスキンケアされる方ほど、マイクロスコープで肌の状態を見たときに、「キメがなく、乾燥して荒れ果てている」傾向があります。下の写真が肌の状態をマイクロスコープで見たものです。

このようなキメのないツルツルの皮膚は、下の図のように肌のバリア層が破壊された状態です。

このように、マイクロスコープで見ると、「健康な肌」と「キメがない、タイヤの溝がすり切れたような肌」が、よくわかります。このキメが無い肌のところは、赤み、くすみ(肝班)、乾燥、小じわの原因になります。 同じ人の顔の中でも、ほお骨のあたりはみなさん「キメがない肌」によくなっています。顔を洗うとき、化粧品を塗るとき、メイクをするときなど、一番よくさわる場所だからですね。

また、顔中が「キメすりきれ肌」の方も時々おられますが、そういう方は全員「自称・乾燥肌や敏感肌」です。マッサージが好きとか、美顔器をマメにしている、ゴシゴシ顔を洗っているというのが原因です。化粧が完璧に落ちてないといけないと思っていたという方に多く、さらにそれでできたくすみをコンシーラーやリキッドファンデーションなどのメイクで隠そうと、ますますこすってしまっているのです。もともとキメがふっくらとした健康な肌を自分で「乾燥肌、敏感肌」にしてしまっているのです。

「化粧が残るとシミになる」と勘違いされている方がいらっしゃいますが、これはウソです。むしろ化粧を完璧に落とそうとしてシミやしわを作っている人が多いです。

一番保湿力があるのは、自家製の保湿成分です

肌の一番外側には、皮脂膜があって、角質があります。昔は皮脂膜に保湿力があると思われていました。だから、よく「油分でフタを」といっていましたが、それは20年以上前の古いスキンケア理論です。

現在では皮膚の保湿の中心は皮脂膜ではなく、角質にある自家製の保湿成分(=肌のバリア、自分が作るセラミドやアミノ酸)ということがわかっています。さらに、この肌のバリア、自分が作るセラミドやアミノ酸などの自家製の保湿成分は、どんな高価な化粧品や薬でもかなわないくらい、100倍効果があります。したがって油分でフタより、肌のバリア層(角質の自家製保湿成分セラミドやアミノ酸)をいかに大切にするか、ということが一番重要です。

ところがこの自家製の保湿成分はとても落ちやすいのです。

(1)洗顔剤が強すぎる。
泡でも安心できません。たとえば泡立ちがよく、すすぎが早いのは食器洗いのようなモノで、落としすぎです。

(2)洗顔剤の量が多い、洗顔回数が多い

(3)物理的刺激
クロスやブラシで洗う、スクラブ、マッサージはよくありません。

(4)ぬるま湯の温度が高い。
温度が高いとすぐ溶かしだされます。

自家製の保湿成分はこのようなことで、すぐに洗い流されて落ちてしまいます。皮脂膜は洗い落としても30分以内に再生しますし、クリームなどで代用できます。しかし洗い過ぎで失われた自家製の保湿成分は、化粧品でも保湿のクリームでも代用できません。

したがってキメがない状態から、健康な肌に戻すのは「何か塗る」ではなく、一番大切なのは自家製の保湿成分(自分が作るセラミドやアミノ酸)を落としすぎないクレンジングと洗顔です。

間違ったスキンケアでキメが削れてしまった方は結構多いのですが、肌の再生力は強いので「こすらない&洗いすぎない」を徹底すると、短期間で白くふっくらとキメが整い、みずみずしい肌に変わっていきますよ。

下記の項目にチェックが入った人は要注意です!

〇メイクをきっちり落とすためゴシゴシ洗顔
〇クレンジングでマッサージをまじめにし、始めてシミが広がった方
〇毎日リンパの流れをよくするようにメイクの時こすっている方
〇洗顔してからタオルでゴシゴシ拭いている方
〇ファンデーションをパフでこすってつけている方
〇汗をかいたときなどに、タオルでごしごしコシっている方。

コレだけ実行すると本当に肌トラブルがなくなりますよ!

〇洗顔は泡をクッションにしてうぶ毛をなでるような感じで
〇すすぎの時も手はふれないようにバシャバシャです。
〇化粧水もクリームももちろんやさしくこすらないように塗っていきます。
〇タオルも柔らかいもので、やさしく押さえるようにして拭いてください。ファンデーションはやさしくそーっとそーっと置いていってください。

「こすらない&洗い過ぎない」を実践できる洗顔剤

洗顔指導を4年くらい前から力をいれてきましたが、そのうちどうしてもみなさんが簡単に「洗いすぎない&こすらない」が実行できる洗顔剤が必要だと気付きました。その結果うまれたのが、asc at homeクリーム洗顔です。大切な自分自身の保湿成分を残し、メイクや汚れだけを落とす肌にやさしい良質の洗顔剤、しかも物理的にこすりすぎることのないようにクリーム状です。私たちの経験からうまれた洗顔剤です。