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  5. ピコレーザー「ピコシュアプロ」

赤池クリニック 院長 医学博士 赤池瞳です。
近年美容医療の分野で「ピコレーザー」が話題になっています。ピコレーザーは実は「欧米では刺青を取るレーザー」として有名なレーザーです。当院では刺青を取っていませんので、「ピコレーザー」が必要か長年考えていましたが、ようやく『シミを優しくとれるピコレーザー』が発売されましたので、2024年に導入することになりました。こちらのページでは当院でのピコレーザーについて少し説明させていただきます。

新型ピコレーザー『ピコシュアプロ』とは?

ピコシュアプロは、「ピコ秒(1兆分の1秒)」といわれる非常に短い時間で、755nm波長のレーザーを照射する美容レーザーです。レーザーの照射時間が短いことで、周辺組織へのダメージを最小限にでき、副作用である炎症後色素沈着を起こしにくいのが特徴です。

当院がピコシュアプロを選んだ理由

一言で「ピコレーザー」といっても、様々なレーザー機器メーカー多くの機種が発売されています。まずは当院がサイノシュア社の「ピコシュアプロ」を選んだ理由を説明させていただきます。

美容レーザーはレーザーを当てることで肌トラブルを治療します。レーザにも様々な種類がありますが多種あるピコレーザーの中で、ピコシュアシリーズのみがアレキサンドライトの波長(755nm)を使用しています。アレキサンドライト波長は他のピコレーザーのNd:YAG(1064nm)波長と比較して、メラニン色素に対する吸光率が高く、ヘモグロビンに対する吸収率が低いので、メラニンのみによく反応するといえます。
したがって、アレキサンドライトの波長(755nm)のピコシュアプロは、シミに対して、患者さんがダウンタイムと感じると赤み、真皮内出血もなく高い効果が期待できます。

また前述したようにピコレーザーの説明としてよく出てくるのが「パルス幅が短い方が良い」という話。「パルス幅」はレーザーが出る時間です。秒、ミリ秒、マイクロ秒、ナノ秒、ピコ秒と短くなります。

世の中でよく広告されている「パルス幅が短い方が良い」と言う説は、「刺青取りの話」です。シミを優しく取るためには、むしろパルス幅はピコレベルでもある程度長くないと、うすい色のシミさえ取れない、さらに真皮内出血、赤みなどのダウンタイムが強くでます。

こんなお悩みの方に

  • シミ・そばかすを改善したい
  • くすみを改善したい
  • ニキビ跡を改善したい
  • 毛穴の開きを改善したい
  • 小じわが気になる方

ピコレーザーとは

ピコレーザーは、従来のレーザーやフォトフェイシャルよりも、短い時間でレーザーを照射する先進的なレーザーです。肌へのダメージが軽減され、レーザー後の副作用を抑えることが可能です。当院ではレーザー業界世界最大手のサイノシュア社が開発した世界初のピコレーザー「ピコシュア」の新型である「ピコシュアプロ」を導入します。

ピコシュアプロ 3種類の照射モード

ピコシュアプロは、ピコスポット、ピコトーニング、ピコフラクショナルという3種類のレーザー治療が可能です。モードを使い分けることで、シミ、肝斑、ニキビ痕や毛穴の開き、小じわなど様々な肌悩みにアプローチできます。

(1)ピコプロ スポット

お悩み:ピンポイントのシミ、アザ、ADMなど

ピコスポットは、シミやそばかすなどの気になるシミの部分のみレーザーを照射します。従来のレーザーと比較してダウンタイムが短いという特長があります。シミの種類によってはQスイッチルビーレーザーと併用する場合があります。

(2)ピコプロ トーニング

お悩み:肌の深いくすみ、色調改善、顔全体の細かいシミ、そばかす、美白

低出力のレーザーを肌全体に照射します。照射回数を重ねることで徐々にシミが薄くなり、肌色がトーンアップします。従来のレーザーより短い回数で効果を実感する場合が多く、ハリ感などの効果が高い。

(3)ピコプロ フラクショナル

お悩み:小ジワ、ニキビ痕、肌のハリ、毛穴の引き締めに

皮膚にレーザーを照射し、多数の目に見えない微小な穴(傷跡)を開けます。この小さな傷を修復しようとする自然治癒力によりコラーゲン、エラスチンが増生され肌を再生します。従来のフラクショナルレーザーと比較すると痛みが少なく、ダウンタイムがかなり短い。ニキビ痕などの状態によっては他の治療と併用する場合があります。

価格

ピコシュアプロの施術は準備中です。価格は施術の詳細が決まりましたら掲載させていただきます。

リスク・副作用

照射直後は一時的に赤みがでますが、数時間~48時間以内に治まることが多いです。まれに、痛み、赤み、熱感、炎症後色素沈着、色素脱失することがあります。

よくある質問

Q.レーザー照射1回でシミは消えますか?

シミの種類、濃さ、大きさ、肌質によって、施術に必要な回数は異なります。1回で取れる場合もあれば、1回以上かかる場合もあります。医師が診断を行い、治療回数の目安をお伝えいたします。

Q.レーザー治療は痛いですか?

痛みの感じ方には個人差がありますが、レーザー照射時は皮膚表面に熱感を伴う痛みがあります。治療に伴う痛みは、麻酔を使用することで最小限に抑えることが可能です。ご希望の場合はお申し付けください。

Q.レーザー治療は何回通えばいいでしょうか?

シミの種類や大きさなどによって治療に必要な回数は異なります。医師が診断を行い、治療回数の目安をお伝えいたします。

Q.治療後テープを貼る必要はありますか?

ピコシュアプロによる治療はテープを貼る必要はありません。

Q.レーザー照射後カサブタになるの?

ピコシュアプロを使用した場合はカサブタにはなりません。 シミ部分は、照射直後から色が濃くなり始め、2.3日後に最も濃くなります。その後1週間程度で色合いが少しずつ薄くなっていきます。

Q.ダウンタイムはどれくらいですか?

赤みは、照射直後から数日で落ち着きます。黒浮きは、照射直後から色が濃くなり始め、2~3日後に最も濃くなります。その後1週間程度で徐々に色合いが薄くなっていきます。

Q.レーザー照射後お化粧はいつからしていいのでしょうか?

施術直後からお化粧していただいて構いせんが、当院ではレーザー直後のお肌にも負担のかからないジェーン・アイルデール製品の使用をオススメしております。詳細は診察、カウンセリングの際にお尋ねください。

Q.お風呂に入れますか?

普段通りご入浴いただけます。 洗顔の際は、こすらないよう優しく洗ってください。

Q.刺青やアートメイクは消せますか?

当院では刺青やアートメイクの除去は行っておりません。

Q.他にかかる費用はありますか?

シミ治療はレーザーだけでなく、薬治療や、サロンでのエンビロントリートメント、ご自宅でのビタミンAなどのスキンケア製品を組み合わせることで、より結果が出やすくなり、再発を防ぎます。お薬やエンビロントリートメント、スキンケア製品は別途費用が必要です。

Q.日焼けしても大丈夫でしょうか?

日焼けは避けてください。レーザー照射後は特に皮膚が敏感になっているため、日焼け止めを使うなど紫外線対策をしっかりとしてください。

Q.他院での施術との併用で気をつける点はありますか? またレーザー治療が受けられないことがありますか?

下記の方はレーザー治療をお受けできません。

  • 他院での光/レーザー治療から4週間以内の方
  • ヒアルロン酸注入治療から4週間以内の方
  • ボトックス注射から1週間以内の方
  • 金やプラチナなどが配合されたスキンケアの使用
  • 過去に「金の糸」治療をお受けになった方
  • また肝斑の状態によっては、レーザー治療がうけられないことがあります。
Q.イベントがあるのですが、日程調整した方がいいですか?

大切なイベントがある場合は2週間程前までにお受けになることをオススメしております。

Q.自宅でのケアは何をしたらいいですか?

シミ治療の効果を高めるために、ご自宅でのビタミンA治療を組み合わせることがオススメです。asc at home製品、エンビロン、ゼオスキンヘルスなどのドクターズコスメをご用意しておりますので、患者様に最適なホームケアを医師やセラピストよりご提案させていただきます。

Q.外出してもいいですか?

日常生活に制限はありませんが、しっかりと紫外線防御をしていただくことが大切です。 日焼け止めや日焼けダメージを内側からケアするサプリメントをご使用いただくことを推奨しています。

Q. 1番気をつける事はなんですか?

日焼けもそうですが、1番気をつける事はこすらないことです。意外に洗顔を優しくしても、タオルでゴシゴシ擦ったりするともっときれいにとれるのにと考えられることがあります。とにかく、レーザー後の肌は特に優しくいたわってください。

ピコシュアと新型ピコシュアプロの違いは?

新型のピコシュアプロはピコシュアに比べて、より深い位置まで、より強いレーザーエネルギーを作用させることができます。ピコシュアより少ない回数で、より効率良くメラニンを破壊することが可能となり、これまで治療が難しいとされていた薄い色のシミやそばかすなどの改善が期待できます。

ピコレーザーの種類と症状別向き不向き