ニードリングとは?

前回今流行りのニードリングの一つ、ダーマペン4新登場の話を書きました。今回は、ニードリングのまとめをしてみます。

ニードリングと言うと、新しいような気がしますが、古くからメソテラピー(mesotherapy)としてある治療法です。海外ではエステでも針で皮膚を叩きながらビタミンやいろんなものを塗っていくような施術も行われてきました。

そして、ニードリングはレーザーでいうと、正常な皮膚を残して小さな孔をあけていくといき孔が修復される時にコラーゲンが作られるというフラクショナルレーザーに匹敵する効果を持つものもあります。

1.分類
■クリニックで行うニードリング(麻酔のクリームを塗って行います)


メディカルロールキット


メディカルVA(ビタミンA)


ダーマペン4


メディカルGF(グロスファクター)


4つの施術の関係性をまとめると、上のようになります。

■自宅で行うニードリング


コスメティックロールキット

2.効果
効果は、大きく分けると二つ、針を刺すことによる皮膚の再生効果と、後から塗ったり電気の力で肌に有効な成分を皮膚の奥深くまで入れていくという効果です。
1)針を刺すことによる効果
ピーリングと同じように、深さにより強さがいろいろあります。軽く触っている物から、出血をともなうものまであります。ニードリングは皮膚を損傷しません。表皮は無傷のままです。孔をあけていきます。

針をさすことにより、種々の成長因子が放出されて一連の反応が起こり、結果的にコラーゲンやエラスチンの増産にいたります。

経皮的コラーゲン誘導療法(Collagen Induction therapy)と呼ばれています。

2)さらに、ニードリング後に塗るもの、あるいはさらにピーリングや電気を使ってビタミンAとCの導入を行うことによる効果


a.ニードリング後に塗るものによる効果
成長因子、ヒアルロン酸、アミノ酸、機能性ペプチド、ビタミン等を塗っていきます。成長因子の組み合わせも効果に大きく作用するので選んでいます。
メディカルグロスファクターは顔全体をきれいに、ダーマペンは特に気になるところを強く施術していく感じです。どちらも、少し赤くなる程度です。翌日お化粧をするとほとんどわかりません。

b.ニードリング後にイオン導入超音波導入を行う
メディカルビタミンAとメディカルロールキットでは、ニードリング後乳酸のピーリングマスクを行い、その後ビタミンAとCのイオン導入を行います。ニードリングの深さがメディカルロールキットが深いので、軽く出血もありますが、すぐに止まります。メディカルVAは、全く出血などありません。少し赤くなる程度です。翌日お化粧をすると隠れるくらいです。
効果的には、メディカルロールキットが強くニキビ跡のクレーターなどにむいています。


こちらの症例はニキビ痕治療の方で、メディカルロールキットとフラクショナルレーザー、ゼオスキンヘルスをされています。

3.ニードリングに適した肌
a.老化による皮膚のたるみ、ハリ、小じわ、たるみ毛穴
b.ニキビ痕

4.特殊なものとして、自宅で行うニードリング


自宅で行うニードリングがコスメティックロールキットです。針は非常に短く、顔に当たっているだけですが、毎日のスキンケア製品(エンビロン製品)のビタミンA.C.E、抗酸化物質、ペプチド、ヒアルロン酸など塗るだけよりも皮膚の奥深く入っていくので、コツコツ行っていると効果抜群です。

回数や後から塗るものの量や内容の指導は必要です。


こちらはクリニックでメディカルロールキットをされて、自宅でロールキットを続けている方の症例です。


こちらの女性もクリニックレーザー治療とメディカルロールキットを、自宅でロールキットをされています。6年後は年齢を重ねても、むしろキレイな肌になっています。

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