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  5. A(レチノイド)反応について

ビタミンAを肌に塗布したときに起きる赤みなどの反応は、『A(レチノイド)反応』と呼ばれるものです。これはすべての人に起こるというわけではなく、ビタミンAが不足している肌に起こります。ビタミンAが不足している肌には細胞がビタミンAを受け取る”レセプター”が不足している状態になっていて、ビタミンAが入りにくく細胞外にあふれ、刺激となって赤みになっているんですね。

ビタミンAが足りている通常の肌であれば、レセプターが取り込んでくれるので、細胞外で刺激となることはなくなります。徐々に使っていくことで、肌にレセプターが増え、健やかな状態に近づいてきます

A(レチノイド)反応が出やすいタイミング

1.ビタミンAの化粧品をはじめて塗り始めたとき
2.ずっと塗っているが、ビタミンAの濃度が高い製品を使い始めたとき、あるいは量を増やしたとき
3.体調、肌の状態(花粉症の時期、黄砂の時期なども関係あり)
4.ニードリング(ロールキット)を使い出したり、回数を増やした時(孔の数が増えると沢山肌の奥深く入る)。またはDFモバイルを使い始めたとき。

こんな時にA(レチノイド)反応で乾燥したり、赤み・かゆみがでたりしやすいです(個人差があり、実は使い始めも、高濃度に上げていっても全く反応が出ない人も結構おられます)。このような反応の発生は『あなたのお肌がビタミンAを欲しているサイン』です。

例えば、食べ慣れないものを口にした時、消化不良でお腹を壊すことがあります。同じようにお肌のビタミンAが老化で減ってしまっている時、たくさん塗ってしまうと上手く処理できないことがあります(赤み、乾燥など)。
これらは塗り続けることでレセプターが増えて、きちんと処理され、ビタミンAの効果が出てきます。
その為、肌状態を見ながら専門セラピストが塗る量・頻度をコントロールしながら徐々に慣らしていきます。慣れるに従い「ハリ」や「シミが気にならなくなった」などの肌の若返り効果が出てきます。

ビタミンAは、はじめは反応があるかもしれないが、徐々に慣らしていき、効果を出すと考えてください!はじめに反応があっても上手く使うと効果が出るのがビタミンA配合化粧品です。

エンビロン開発者Dr.フェルナンデスもこう言われています。

『ビタミンAに敏感な人もいれば、そうでない人もいます。しかし、理解しておくべきことはアレルギー反応との違いです。アレルギーの場合はすぐに使用を止めるべきですが、肌がビタミンAに反応しているだけならば、量を減らしても塗布を続けて欲しいと考えます。肌のビタミンAが不足している方ほど、ビタミンAに慣れるための時間がかかるのです』

しかしビタミンAの反応があるので、売りっぱなしになってしまう一般化粧品ではビタミンA (レチノール)の量は少なくなってしまいます。なぜならビタミンA反応を合わないと勘違いしたり、怖がったりする方がおられるので。

A(レチノイド)反応は肌に悪い?

いいえ悪いどころか、むしろゼオスキンヘルスのセラピューティックはわざわざ反応をだして、「反応は当たり前。肌の大掃除をする」と言うものです。痕が残るどころか、目に見えてシミやシワは改善されます

さて、皆さんがビタミンAの反応が起きたときに心配されるのは、「痕が残るのでしょうか?」と言うことですが、それは心配ありません。逆に効果が出てシミやシワは良くなっているはず。そしてビタミンAの反応が出た時は乗り越えることもできるし、量を減らしたり、ビタミンAが入ったものを一旦止めて、しばらくして量少なくからスタートする方法をとります。

そもそもビタミンAの反応は、ビタミンAが肌の細胞の中に入らないと効果が出ないんですけれども、細胞の中に入るためにはレセプターと結合しなければいけません。しかしそのレセプターの数は個人差があります。少ない人と多い人があります。多い人は初めから高濃度の化粧品を塗っても反応は起こりにくいのです。

しかし少ない人も徐々に塗り続けていると、レセプターの数も増えてきます。それでビタミンAの化粧品は徐々にならしていくと効果が出ると説明されます。

セラピューティックで有名なDr.オバジ

Dr.ゼイン・オバジはゼオスキンヘルス製品の開発です。スキンケアの第一人者として世界の皮膚科医、形成外科医から注目されています。2014年10月18日にはasc赤池クリニック主催「先端アンチエイジングセミナーvol.12」にお越しくださいました。

徳島に入られる前はパリ、インド、東京で講演され、徳島の次はすぐにロシアに向かわれたので、日本での公演は東京と徳島のみ。また海外や東京での講演ではドクターなど関係者向けだけで、一般の方向けの講演は徳島だけとのことでした。当日は身振り、手振り、歩き回ってエネルギッシュで迫力ある講演をしていただきました。

ただし、実際にはA(レチノイド)反応ではないこともあります。本当は他のことが原因で肌荒れが生じているにもかかわらず、自己診断でレチノイド反応と思いこんでいる方もいらっしゃいます。症状が強かったり、長引く場合は早めにビタミンAに詳しい医師に相談し、正しく自分の肌のことを理解しましょう。「これはA反応だから大丈夫」と思い込まずに、早めのご相談をおすすめします。

化粧品レベルではこういう事はまず起こりませんが、ビタミンA外用薬のセラピューティックの時は注意が必要です。だからクリニックで薬は処方されて、医師や専門セラピストの適切なアドヴァイスが必ず大事なんですね。

安心と信頼が必要です。フォローで効果が違います。
必ずきちんと化粧品でもビタミンA(レチノール)について、説明してくれて使い方は「はじめ」「途中でも」アドヴァイスしてくれるクリニックやサロンで相談しながら使いましょう!

さらに詳しく知りたい方は